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中国語の勉強がしたくて中国の大学に留学していたとき、中国語の書類を日本語に訳す仕事も頼まれたことがあります。これは通訳会社などを通してではなく、完全に個人的に頼まれた仕事でした。やはり留学生という存在だけで何かとそういう仕事の機会に恵まれることがあったのですね。
もちろん何が何でも翻訳や通訳の仕事だけで生きて行きたいという強い意志がある場合はそのための学校に行ったりそういった会社に就職するのは良いと思います。しかし私はバイト感覚で通訳や翻訳の仕事をやらせていただいた後、副業としては良くても本業としてはやらなくても良いかな、と感じました。それを学ぶ機会に恵まれてありがたく思っています。
翻訳者をこれから目指す人ってどれぐらいいるのでしょうか。最近は色々なアプリが次々と開発されて行く中、「10年後には無くなっている職業」などのリストが定期的にできているようですね。旅行会社や会計士、そして翻訳者や通訳者もそのリストで度々見かけることがあります。ネットで自分でできたり、アプリで自分で外国語を訳すことができてしまったりできるため、そういった仕事を人間に頼む必要が減りつつあるのかもしれません。それでも今のところはアプリに完全に頼ることはできず、やはりまだまだ人間による表現力や感覚などに頼る必要があるため、翻訳業界はまだ絶滅しているわけではありません。
最初から翻訳者になると決めて翻訳のための専門学校に入る人もいるでしょう。しかし、これからの時代の流れのことを考えたらそこまで翻訳の道一本に絞らなくても良いのではないかと思います。私の場合はたまたま自分のバックグラウンドやコネクションがあったお蔭で、学生のときから度々翻訳作業や通訳の仕事を人づてに頼まれることがあります。でも本業にしたいとはあまり思いませんね。翻訳や通訳とは頭も精神も常にフル回転で、あまり儲かるような業界ではありません。
18歳まで英語圏で育った私は、たまたま大学のある飲み会で翻訳会社を立ち上げた年上の女性と知り合う機会がありました。本当にたまたまの出会いでしたが、その方を通してテレビ局での字幕製作などの仕事をやらせていただきました。今考えてみれば学生の身分でかなり専門的なことをやらせていただけた貴重な経験でしたね。その方は通訳の学校を出ている通訳のベテランなので、私はその方から教わりながらお仕事をやらせていただいていました。