小さなお子様をお持ちの方々は、しばしば英会話に関心を持っています。将来に備えて、早い段階で学ぶ事が大切という考えがあるからです。
実際確かに学ぶ時には、そういう一面はあります。例えば大学受験があるでしょう。高校3年になってから焦って勉強するよりも、高校1年の段階で準備する方が望ましいケースも多いのです。3年になってから学習するようでは、少々遅い一面もあります。
そういう考えがあるので、子供に対する早期学習を検討する方々も多く見られます。確かにそれは、ある意味で説得力があるでしょう。
しかし英会話を学ぶとなると、あまり早いのも問題です。なぜなら、日本語が疎かになるリスクがあるからです。
そもそも幼い段階では、また日本語が自分に習得できていない傾向があります。日本語力が十分でない時に英会話を学んでしまうと、肝心の日本語のレベルが低いままになってしまうリスクも懸念されているのです。
現にアメリカの語学学者なども、しばしばそれに関する警鐘を鳴らしています。あまり早すぎる事も問題ですから、少なくともある程度日本語が習得できた段階で、子ども英会話のスクールに通わせる事を考えた方が良いでしょう。