教え方に正解はないと思っていますが、上手な教え方はあると思います。子どもや生徒の性格に合わせるわけなのでこれも一概には言えませんが、性格別で言うことはできます。
例えば、「俺はずっと日本にいるし、だから英語なんてやらなくてもいいじゃん」というような子がいれば、その意見にうなづいてください。日本にいたら確かに英会話を習わなくても生きていくことはできるよね、とその子の意見を一度肯定するのです。ここで熱く語っても、たとえ役に立ったと言っても、それは「その人の場合役に立った」わけです。まだここで英語の必要性を解くのは早いのです。反発心、反抗心から余計に論破しようとするので、ますます英語の必要性を見いだせなくなります。子どもや生徒に同調することで、教えてくれる人は自分の味方なのだという意識を持ってもらうことができ、ここからやっと勉強する気になってくれます。もし、勉強することに対して疑問を持っていたら、否定しないというのもアリだと思います。