中学の英語の提出物は効果があるのか

今は、中学生には英語に限らず、全科目でテスト前に「提出物」があります。これを提出しないと内申点が下がり、成績に反映されます。提出物は学校が用意したワークが多く、これを指定されたページまで解いて期限日までに提出します。

ここで問題なのは、提出物を出すためだけに英語をしてしまっていることです。中には真剣に取り組んでいる子もいますが、いかんせん学校は多人数を一斉に教える集団授業です。だから個別にその子の成績に合った教材を用意できません。テストで100点をとった子には簡単すぎてやる意味がほとんどない場合もありますし、0点の子にとっては解けるはずがないので答えを写して提出することになります。

これでは英語は伸びるはずもなく、学校で真ん中あたりの成績をとっている子にだけ効果があります。よって、提出物をやっていれば成績が上がるというのは内申の話であり、テストの点数の話ではありません。もしテストの点数を上げたいなら、英会話教室に通うなど別のアプローチをすべきです。