英会話を習得する上で日本語母語は不利?

英会話が苦手な日本人は結構多いようです。まず日本語と英語は文法の構造からしてかなり違うので、頭の中で文法として正しい形にしてからアウトプットするのはなかなか大変な作業なのです。だから、フランス語圏やドイツ語圏など英語に近い言語を母語とする人よりも不利だといえるでしょう。

とはいえ日本語が母語でも英語が流暢な人もたくさんいるので、日本人だからといって英会話をマスターするのは不可能ではありません。それに、日本語にも英語学習に有利な面があります。「ダイエット」や「ボトル」など日本語には英語からの借用語が多いから、語彙の面では有利だといえるでしょう。ただ、本来の英語の意味や発音とは違う言葉も多々ある点には注意が必要です。

とにかく英会話を習得したいなら、英語をたくさん聞いて話すことが大切です。一般的に、外国語の会話スキルは社交的な人のほうが伸びやすいようです。英会話カフェに行ってみる、海外に行ったら現地の人と話してみるなど、積極的に英語を話すようにしてみましょう。「通じなかったらどうしよう」などと考えすぎず、まずは一歩踏み出してみてください。