発音ばかりに気を取られていると英会話力強化が難しくなる

完璧主義で英会話力強化に励んでいると、遅かれ早かれ実力が伸び悩む時期が訪れます。言葉によるコミュニケーションの目的は、他の方法よりも素早く意思の伝達を行うことです。母国語であれば意識することが皆無な発音に気を取られていれば、流れるように言葉を口にするトレーニングに支障をきたしてしまうというわけです。英会話の実力を伸ばしたいのであれば、発音はそこそこに話のスピードを向上させるように努めると効果があります。

発音に気を取られることによって、語彙力強化が難しくなる弊害も発生します。すでに勉強した言葉にばかり集中しなければならないので、新たに英単語を勉強しても記憶に残りにくくなります。英語圏の国に住む子どもは1日に約5個の英単語を覚えるので、それを上回る学習速度を維持しなければ英会話の上達は見込めません。細かい発音については気にすることなく、次々と新たなことを学ぶスタイルで取り組むほうが能率的と言えます。